コンテンツマーケティングの実態
メールマガジンの発行、
検索エンジン最適化、
ソーシャルメディア活動などの
さまざまなビジネス活動に関連する
コンテンツマーケティングは、
消費者向けのビジネスを行なうB2C企業と、
法人向けのビジネスを行なうB2B企業で、
異なる活動を行なっているのか否か。
今回は、この点を考えてみましょう。
現在のインターネットビジネスの活動では、
オリジナルのコンテンツをたくさん作成し、
それを自社の財産にしていくことが、
今後の新規顧客の獲得にも、
リピート率を上げるためにも必要になってきています。
このことを理解している海外企業が増え、
今回ご紹介する調査結果では、
B2C企業の77%、
B2B企業の86%が
コンテンツマーケティングに取り組んでいます。
ただ、取り組んでいる内容の詳細を分析してみると、
同じような場合も
微妙に違っている場合もあるので、
コンテンツマーケティングを実施する上で、
どのようなことが必須なのか、
どのようなことが違ってくるのかを把握し、
自社の今後のビジネス活動の
参考にしていくと良いでしょう。
▼How B2C and B2B Content Marketing Efforts Compare
B2C企業とB2B企業で
同じ傾向を示しているのは以下の通りです。
1年前よりも多くのコンテンツ作成を行なっている。(約70%)
コンテンツマーケティング関連の予算を増やしている。(60%弱)
コンテンツマーケティングが効果的だと考えている。(40%弱)
一方、コンテンツマーケティングの目的は、
B2C企業とB2B企業で違う傾向を示しています。
B2C企業の場合は、
コンテンツマーケティングの主な目的は、
「顧客維持」および「ロイヤルティの向上」、
さらに「顧客との関係強化」です。
B2B企業の場合は、
「ブランドイメージの向上」と「見込み客の獲得」です。
同じように、
コンテンツマーケティングを実践していても、
全く目的が違います。
前述のように、
コンテンツを増やす活動に注力し、
コンテンツマーケティングに予算を増やしていても、
目的が違えば、行なうべきことが違うということです。
今回調査を行なった海外のほとんどの会社が
コンテンツマーケティングの重要性を認識しています。
ただし、B2C企業とB2B企業とでは、
行なうべきことが違うので、
この点を明確に分けておかないと、
コンテンツマーケティングを
せっかく実践しているのに、
効果がなかなか出てこないということになってしまいます。
自社が行なう
コンテンツマーケティングの目的を具体的にし、
そのために、どのようなコンテンツを増やしていくのか?
このプランニングはかなり重要ですね。
この最初の段階で、
計画が上手くできていないと、
今後多くの時間と手間をかけても、
売上に結び付きにくい
ということになってしまうのでご注意ください。