異なる情報機器経由のネットショップの売上比較
携帯電話を利用しているユーザー向けに、
どのような集客方法を活用すると
ネットショップの売上を効率的に増やすことができるだろうか?
携帯電話ユーザー向けだけではなく、
タブレット端末ユーザー向けでも、
パソコンユーザー向けでも
同じような検討を行なってみると、
それぞれの情報端末で、
異なる傾向を掴むことができます。
今回ご紹介する調査結果では、
携帯電話ユーザーの場合、
メールによる販売促進活動が、
ネットショップの収益に一番貢献していました。
この調査では、以下の集客方法別に
ネットショップの収益割合を算出しています。
- メール
- オーガニック検索(通常の検索結果)
- 検索連動型広告(PPC広告)
- 紹介
- ソーシャルメディア
- ディスプレイ広告
▼Mobile Commerce: Email’s Influence Largest on Phones; Paid Search Drives Tablet Revenues
前述のように、
携帯電話ユーザーの場合は、
メール経由の収益が26.7%と一番多くなり、
オーガニック検索経由の収益、
検索連動型広告経由の収益、
紹介経由の収益と続いています。
タブレット端末ユーザーの場合は、
検索連動型広告経由の収益が24.8%と一番多くなり、
メール経由の収益、
オーガニック検索経由の収益、
紹介経由の収益と続いています。
パソコンユーザー向けの場合は、
オーガニック検索経由の収益が23.5%と一番多くなり、
メール経由の収益、
検索連動型広告経由の収益、
紹介経由の収益と続いています。
ネットショップの収益ベースで比較すると、
「アフィリエイト」
「ソーシャルメディア」
「ディスプレイ広告」は、
メール等の他の集客方法よりも、
収益割合がかなり低くなる傾向があります。
この傾向は、携帯電話ユーザーでも、
タブレット端末ユーザーでも、
パソコンユーザーでも、
ほぼ同様の傾向を示しています。
今回の調査結果を参考にした、
ネットショップの販売促進活動では、
携帯電話ユーザー向けには、
メールによる販売促進活動が効果的だということ、
タブレット端末ユーザー向けには、
検索連動型広告の効果が高いということがわかりました。
さらに、パソコンユーザーの場合は、
検索エンジン最適化(SEO)を強化して、
検索エンジン経由のパソコンユーザーを増やすことに
フォーカスした方が良いこともわかりました。
「情報端末別に効果的な販売促進活動が違う」
このことをわかって、
日ごろの販売促進活動を行なっているか否かで、
その効果が大きく違ってくるでしょう。
それぞれの情報端末を使っている
ユーザーが好む集客方法を理解して、
自社のビジネス活動に組み入れていく。
このような視点で販売戦略を作っていきたいですね。
3種類の情報端末別のプロモーションも考慮した新しい販売戦略の立案。
ぜひご一緒に行なって、売上を倍増させるきっかけにしましょう。