ソーシャルコマースとは
TwitterやFacebookからリンクされたネットショップを訪れることなく、
それぞれのSNS内で商品の購入が完了するソーシャルコマース。
Twitterが、ツイートから直接商品を
購入できる「Buy」ボタンのテストを開始すると発表したこともあり、
ソーシャルコマースが改めて注目されています。
ただ、ネットユーザー側の視点で考えてみると、
まだまだ新しいソーシャルコマースに
さまざまな不安を感じていることは確かです。
今回は、ネットユーザーが
どのようなことが確認できると、
ソーシャルコマースを利用する気になるのか。
このことに関する調査結果をご紹介しましょう。
▼How to Make Social Commerce More Appealing
ソーシャルコマースを利用する気になる要因は、以下の通りです。
- クレジットカードを安全に使うことができる
- 自分の購入情報がシェアされない
- 購入金額の合計額が25ドル以下である
- SNSを離れることなく注文が完了する
- 自分の決済情報が保存され、購入時に毎回記載する必要がない
新しいタイプの電子商取引であるソーシャルコマースだけに、
ここにクレジットカードの情報を記入しても、
自分のクレジットカードが
不正に利用されることにならないだろうか?
このことを心配しているネットユーザーが多いですね。
セキュリティの問題がないことをTwitterやFacebookが保証し、
ネットユーザーが損害を被ることがあれば、
それを補填すると約束するなど、
セキュリティに対するネットユーザーの不安を、
いかに解消するかが、
ソーシャルコマースの拡大に大きく影響することになります。
また、利用者間の「シェア」が特徴のSNSだけに、
自分が商品を購入した時に、
その情報が他の人にシェアされないかを心配する
ネットユーザーも多いですね。
「購入金額の合計額が25ドル以下」を挙げている
ネットユーザーも多いので、
ソーシャルコマースで高額の商品を購入する段階には
まだ至っていないこともわかります。
さらに、よく知らない会社のネットショップにリンクされて、
そこで商品を買うというよりは、
SNS内で購入が完了することを望むユーザーも多いです。
最後は、決済情報に関してですが、
クレジットカードの情報を書き込むことに不安があるので、
クレジットカードの情報が一度保存されたら、
次回からはクレジットカードの情報を書かなくとも、
商品を買うことができる仕組みに対する期待も大きいです。
今後、ソーシャルコマースも、
自社の販売チャネルの一つに加えていきたいと思っている場合には、
今回の調査結果も参考にして、
ソーシャルコマースの導入を積極的に実施したいものです。