スマートフォンでも快適な企業サイトの閲覧
企業サイトを訪れるネットユーザーの多くが、
携帯電話(スマートフォン)を利用するようになり、
そのモバイルユーザーにも、
サイトのデザイン等が崩れることなく、
コンテンツを提供できる。
このことが必要になっていますが、
スマートフォンだけではなく、
従来からのパソコンや
新たに利用者が増えているタブレットPCなどの
さまざまな情報機器でも、
サイトを最適化して情報提供ができる。
これが、「マルチスクリーン対応」ということになりますが、
適切な方法でマルチスクリーン対応していないと、
検索エンジンからの訪問者数を
減らすことになるので注意しなければなりません。
今回ご紹介する
「マルチスクリーン対応ガイドライン」は、
検索エンジンのグーグルが、
自社のアドセンス(Adsense)広告を掲載する
利用者向けのガイドラインになっていますが、
企業のホームページ担当者にも
参考となる情報がたくさんあるのでご紹介しておきましょう。
マルチスクリーン対応ガイドラインの骨格は、以下の3項目です。
- マルチスクリーン戦略が必要となる理由
- マルチスクリーン対応サイトの一般的な開発手法
- 「Web Fundamentals」(ウェブ開発の基本)のレッスンに従って、マルチスクリーン対応サイトを開発する方法
モバイルユーザーの増加に伴い、
自社のサイトが、
それらのモバイルユーザーに十分に対応できているかを
確認することができるツール
「Google PageSpeed Insights」も紹介されています。
このツールに、
調査をしたいサイトのURLを書き込むと、
「モバイル」「パソコン」別に、
「ユーザー エクスペリエンス」
「速度」「提案の概要」が100点満点で表示され、
修正が必要な場合は、
「修正方法を表示」というリンクが掲載され、
そのリンクをクリックすると、
該当箇所が画像で表示され、
「読みやすくなるように
フォントサイズを大きくしてください」
というようなアドバイスを受けることができます。
さまざまな情報機器でも問題なく
サイトを閲覧できるデザインに変更した企業が、
成功事例として紹介され、
1日のページビュー数が2倍になったり、
サイトの滞在時間が70%増加したりという
嬉しい結果が報告されています。
まずは、あなたの会社のサイトを、
「Google PageSpeed Insights」で評価してみてください。
モバイルの場合は、85点が合格点だそうです。
モバイルユーザーに対応するために、
サイトを修正しても、
検索エンジンの評価が良くなければ、
検索エンジン経由のサイト訪問者数を
増やすことはなかなかできません。
「Google PageSpeed Insights」を利用して、
今後のサイト制作を検討する良いきっかけにしてくださいね。