ホテル・旅館関係者が必ず実践すべきこと
ホテルや旅館の経営者や社員であれば、
お客様の宿泊の予約率を、
いかに上げれれば良いかを日々悩んでいるのではないでしょうか?
インターネットが普及している現在、
ホテルでも、旅館でも、
ホームページを開設して、
ホームページ経由のお申込みや
お問合せを増やすビジネス活動が欠かせません。
このホテル・旅館のネットビジネス活動でも、
アクセス解析ツールを使って、
現状を詳しく分析して、
今後の対策を考え続けることが大切なのですが、
ホテル・旅館のホームページ経由の
予約率を上げるための情報があったので、
シェアしたいと思います。
▼宿泊施設のコンバージョン、口コミに返信している場合21%アップ
今回の調査を行なったのは、
旅行口コミサイト「TripAdvisor」です。
そのため、
口コミに関連したビジネス要素によって、
ホテル・旅館の予約率が
いかに影響されるかを調査しています。
ホテル・旅館の予約に影響があったのは、
以下のビジネス要素です。
- 投稿写真の数
- その宿泊施設に寄せられた全口コミ件数
- 過去1年間の宿泊施設側からの返信件数
- 過去1年間の口コミ件数
・投稿写真の数
ホテル・旅館の場合、
言葉でいくら部屋や施設の良さを説明しても、
どうしても不十分です。
しかし、部屋や大浴場などの
さまざまな種類の写真が掲載されていたら、
言葉だけではわからない雰囲気が良く分かるようになるので、
この写真のメリットを十分に生かして、
写真の掲載数を増やすことが、
ホテル・旅館の申込率にも大きく影響することになります。
・その宿泊施設に寄せられた全口コミ件数
口コミは諸刃の剣ですが、
良い内容の口コミも、
悪い内容の口コミも、
多くが掲載されているということは、
それだけインパクトのある
ホテル・旅館だということを示しています。
そのため、口コミの総件数が多ければ多いほど、
予約が入りやすいということです。
ホテル・旅館に関する口コミ情報は、
インターネットで簡単に探すことができます。
口コミ情報が多いホテル・旅館は、
どのような点が評価されているのか?
この分析をしっかりと行なって、
自社のホテル・旅館も口コミ数が増えるように、
プランニングしなければなりません。
・過去1年間の宿泊施設側からの返信件数
口コミの投稿があった時に、
その口コミに対して、
ホテル側・旅館側からきちんと返信しているか否か。
これが、今後の予約率に大きな影響があります。
今回の調査では、
口コミに返信する宿泊施設と返信しない宿泊施設とでは、
予約率に21%の違いがあったそうです。
さらに、半数以上の口コミに返信している場合は、
24%も予約率がアップしています。
口コミを含めた見込み客対応は、
地道な活動になるので大変です。
しかし、この大変なことを継続的に行なう
業務の仕組みが出来上がっているホテル・旅館は、
着実に予約率を上げることができるということです。
・過去1年間の口コミ件数
過去1年間の口コミ件数が
予約に大きな影響があるということは、
雑誌に取り上げられたなどの
一時的な口コミ件数の多さだけではなく、
1年間を通して、継続的に口コミが多い
ということもポイントになるでしょう。
ホテル・旅館は、その地域性によって、
繁忙月もあれば、閑散月もあるでしょう。
それにも関わらず、
継続的な口コミがあるということは、
それぞれの月のイベントなどを工夫して、
顧客本位のサービスを行なっているから、
それが口コミという形になって現れているのです。
今回は、「口コミ」という視点で、
ホテル・旅館のホームページ経由の予約率について見てきましたが、
本格的なアクセス解析を行なうと、
さまざまなことに気づかされます。
この気づきを今後の改善に生かすことができるか否かが、
ホテル・旅館の売上に大きく影響するので、
アクセス解析をなおざりにしないことです。
私たちは、アクセス解析・分析のお手伝いもしています。
アクセス解析の方法を解説する書籍である
「ネットビジネス経営講座『売れない理由』の見つけ方」(翔泳社)も執筆し、
本格的なアクセス解析のコンサルティングを行なっています。
この書籍もプレゼントしますので、
まずはアクセス解析からコンサルティングをスタートしてみませんか?
ご一緒に楽しみながらアクセス解析を行なってみましょう。
いろいろな発見があり、かなりワクワクしてくるはずです。