小売店の新たな購買体験で売上アップ
消費者が店舗を訪れて、
商品を見ていても、
店舗内からネットにアクセスして、
商品比較サイトや競合サイトとの価格差を調べて、
そのお店で商品を買わない。
このような店舗のショーウィンドウ化が問題になっていますが、
海外の店舗を経営している企業では、
消費者に新しい店舗体験をしてもらうことで、
新たな販売の機会を作り出そうという動きがあります。
あなたの会社のお店でも、
このようなショーウィンドウ化が問題になっているでしょうか?
お店を訪れたお客様の多くが、
スマートフォンを利用して、
店舗内からインターネットにアクセスしている。
このようなケースだと、
あなたのお店が、
商品を確認するだけの
ショーウィンドウになってしまって、
売上がちっとも増えない。
売上が増えないだけではなく、
先のようなお客様が増えたことで、
逆に売上が減ってしまったということがないでしょうか?
このような売上の減少を防ぐために、
今回ご紹介する記事では、
海外の店舗経営企業の新たな取り組みを確認することができます。
▼Could Beacons Push People off the Couch and to the Store?
店舗もネットショップも経営しているオムニチャネル企業が、
モバイル技術を使って、
お客様にどのような新たな体験をしてもらいたいと思い実践しているのか?
この代表的な取り組みは以下の通りです。
- 新たな顧客体験のためにタブレットPCを利用 60%
- 異なる店舗間の在庫情報を提供 56%
- 電子レシートの採用 46%
- モバイルPOSの導入 47%
- 販売スタッフによるモバイルアプリの利用 46%
- Paypalなどの新たな決済方法の導入 42%
店舗にタブレットPCを置いて、
お客様やスタッフが、
そのタブレットPCを使って、
商品についての情報交換をする。
このような新しい販売スタイルが
お客様との新たなコミュニケーションを生み出し、
それがきっかけとなって商品が売れていく。
タブレットPCという新たな情報端末を使って、
売り方を工夫していくのはとても良いことです。
また、異なる店舗間の在庫情報を共有して、
お客様に紹介することができるようになると、
お客様が訪れているお店に
サイズ違いや色違いの商品がないとしても、
他のお店の在庫情報を調べて、
お客様に今すぐに買ってもらう。
このようなことができるようになりますね。
「在庫がないのなら結構です」
このようなお客様を減らせるのが魅力です。
電子レシートも今後に期待されています。
お客様は、紙のレシートを保存する手間が省けます。
お店は、レジロールのコストを削減できます。
さらに、スマートフォンに専用のアプリをダウンロードしてもらい、
そのアプリに購入記録を自動で送るだけではなく、
お客様の購入履歴などから
パーソナライズしたクーポン情報などを
配信することも可能になるので、
新たな売上を増やすきっかけになりそうです。
この電子レシートに関しては、
国内でもさまざまな実験・採用が進んでいます。
POSの導入は、コストがかかりますが、
モバイルPOSの場合は、
タブレットPCを使うことで、
導入コストが随分と下がるようです。
販売スタッフがアプリを利用して、
販売活動に生かしている。
このようなケースも増えています。
アプリを使った商品カタログなど
アイデア次第で、
新たな販売スタイルを確立することができます。
新しいモバイル技術を使って、
Paypalなどの新たな決済方法を増やすこともできるので、
お客様の利便性が高まりますね。
自社のお店がショーウィンドウ化している。
「あ~、困った」
と悩んでいるだけでは売上は減るばかりです。
今回ご紹介したようなモバイル技術も使って、
お客様に新たな店舗体験をしてもらう。
このようにしてお店を訪れるお客様数を
どんどん増やしていきたいですね。
国内でも、さまざまな企業が、
モバイル技術を使った新たな商品やサービスを提供しているので、
これらも上手く利用して、
お店の売上アップを図りたいものです。
ただ、いくら技術があっても、
それらを生かすマーケティング力がなければ、
その技術を十分に生かせずに、
売上増に繋がらないケースもあります。
私たちがマーケティングのサポートをしますので、
お店の売上を増やすために、
新たな取り組みを進めていきましょう。