メール読者のリストを整理する基準とは
メールを何度配信しても、
開封もクリックも、
もちろん購入もしていないメール読者。
このようなメール読者のメールアドレスを
どのタイミングで配信停止や削除にするのか?
これは、結構悩みどころですね。
今回ご紹介する記事では、
反応が暫くないこの読者に対して、
復活キャンペーンを行なった結果を紹介しています。
▼Can win-back email campaigns help reactivate lapsed customers?
郵便とは違い、低コストで配信することができるメールでも、
何の反応もないメール読者のメールアドレスを長期間保有し、
メールを配信し続けるのは、
その数が増えてくると、
コスト的な問題だけではなく、
メールマーケティングの効果測定においても、
問題が生じやすくなります。
そのため、何らかのタイミングで、
メールアドレスの配信停止や削除を決める
ルール作りが必要になると思うのですが、
今回の調査結果を読んでみると、
あまり早く対応しない方が良いかもしれません。
長期間メールに反応がない読者に対して、
復活するか否かを確認するメールキャンペーンを行なうと、
そのキャンペーンのメールを開封するのは、
平均でわずかに12%です。
確かに、低い開封率ですが、
全く読んでいないということではありませんね。
さらに、今回の調査では、
メールキャンペーンのメールを配信してから、
次のメールを読むまでに平均で57日かかる
という結果も報告しています。
ほぼ2ヶ月ですね。
もう永遠に読まないということではなく、
平均で2ヶ月後には、
何かのきっかけがあり、
またメールを読むことがあるというのです。
このような読者の反応を見ていると、
読者を復活させるメールキャンペーンにすぐに反応がないとしても、
そのメールアドレスを即座に配信停止や削除するのは
もったいないのかもしれませんね。
また、読者を復活させるメールキャンペーンは、
もともと反応が薄い読者向けなので、
キャンペーンの企画自体に難しさがあるという側面もあります。
どのようなメールのタイトルやインセンティブを付けると、
開封率や復活率が上がるのか?
これはテストを繰り返すことで、
ノウハウが蓄積されてくる部分でもあるので、
結構プランニングは大変です。
ただし、この種のキャンペーンについても
海外では成功事例が報告されているので、
それらを参考に、プランニングしていくことは十分に可能です。
ちょっと難しいプランニングであることは確かですが、
新規のメールアドレスを増やすことはとても大変なので、
既存のメールアドレスを復活させることを
頑張ってみるのも良いと思いませんか?
また、以下もお薦めなので、ご確認くださいね。