増税後の消費者行動とビジネスチャンス
消費税が8%になる前の駆け込み需要が、
ニュースでも話題になっていましたが、
4月1日から消費税が8%になると、
消費者は、どのようなことを節約したいと思っているのでしょうね。
このことを把握しておくと、
今後の企業経営の参考にもなると思うので、
今回は、「増税後の節約意識調査」についてご紹介しましょう。
増税後に、もっとも節約したいと考えているのは、
食費(47%)となり、
「携帯電話などの通信費」(45%)
「水道・光熱費」(37%)
「日用品費」(30%)
「洋服・ファッション雑貨費」(30%)
「交際費」(24%)
「旅行などのレジャー費」(15%)
「節約したくない」(15%)
「美容・理容費」(14%)
「その他」(1%)と続きます。
食費に関しては、スーパーでの買物が
ますます節約志向になるでしょうし、
外食する機会を減らすという人も増えるでしょう。
ただ昨年は、ちょっと贅沢をする食パンなどの
材料にこだわった食品が注目されたので、
お金を使う食品と節約する食品の住み分けも
進むことになるのではないかと思います。
外食する機会が減ると、
飲食店にとっては打撃ですが、
貴重な外食の機会に「失敗したくない」という気持ちが働くので、
食べログなどの飲食店の口コミ情報を利用する消費者が増え、
口コミサイトで、どのような評価を得るレストランになるかが、
今後の売上にますます影響してくるでしょう。
携帯電話代を節約したいと思っている消費者も多く、
スマートフォンの平均の月額費は7,400円だそうです。
今後は4,000円程度に抑えたいというのが本音だということです。
このような増税後の消費者マインドを考えたスマートフォンが、
イオンより販売開始となります。
通信音声通話やWEB閲覧などの機能に絞ることで通信コストを削減する、
月額料2,980円のスマートフォンです。
増税を意識した新商品の販売。
このような視点は参考にしたいものです。
増税後の節約意識の今回の調査結果を見て、
あなたはどのように感じましたか?
このような消費者マインドを常に頭に置いて、
今後のビジネス戦略を考えていきたいものです。
どのような消費者を顧客対象にし、
その人たちが消費できるどの部分のお金を、
自社の商品やサービスに使ってもらうのか?
そのために、どのような販売促進活動を行なうと
効果的に売上を増やすことができるのか?
このような検討を、ご一緒に行ない、
あなたの会社の強みを発揮する
ワクワクしてくるビジネスモデルを作っていく。
このような機会があったら、あなたも嬉しいと思いませんか?