携帯ユーザー向けの検索エンジン広告市場が拡大
検索エンジンを利用していると、
検索結果にスポンサー広告が掲載されますが、
この検索エンジン広告の出稿額が、
PC向けから携帯向けにシフトしているという調査結果が発表されました。
▼Desktop Search to Decline $1.4 Billion as Google Users Shift to Mobile
検索結果に表示されるPC向けの広告額の増減率は、
2013年に▲0.8%となり、
2012年よりも広告の出稿額が減少しました。
一方、携帯向けの同広告の増減率は、
2013年に120.8%となり、
2012年よりも出稿額が急激に増えています。
この傾向は、2014年も同様で、
2013年の広告出稿額と比較した時に、
PC向けの広告出稿額は9.4%減、
携帯向けの広告出稿額は82.3%増になると予測されています。
検索エンジンの1日の利用時間を考えてみたときに、
以前は圧倒的にパソコンから利用する機会が多かったという人も、
最近ではスマートフォンから利用する機会が増え、
パソコンから検索エンジンを利用する機会が減ったということを
実感している人が多いのではないでしょうか?
電車の中で携帯電話をいじっている人が多く、
移動時間に検索エンジンを使う機会が増えたという人も多いはずです。
検索エンジン広告は、
ターゲットとする人たちの目に触れる機会が多い方に、
自然とシフトしていきます。
2014年だけの傾向だけではなく、
今回の調査結果では、
2018年までにPC向けの検索エンジン広告はますます減少し、
携帯向けの検索エンジン広告はますます増加していくことになります。
今までPC向けの検索連動型広告を上手く使って
利益を出すことができたという企業でも、
今後は携帯向けの広告を上手く活用していくことを
考えていかなければなりません。
携帯電話を使って、
検索エンジンを利用するユーザーは、
前述のように移動時間中だったりすることが多いので、
広告のアピールポイントを変更した方が良い場合もあります。
ユーザー行動を意識した広告出稿法。
今後ますます複雑になっていきそうです。