製造メーカーも直接販売しないと損
製造メーカーが、自社でもネット販売を行なう。
商品を製造するノウハウと、
商品を販売するノウハウが違うので、
最初はハードルがあると思いますが、
そのハードルを乗り越えてでも、
消費者向けにネット販売をした方が良さそうです。
このことを示す調査結果が発表されたので、
ご紹介しましょう。
▼When manufacturers sell directly to consumers online, retailers benefit
消費者向けにネット販売を開始した
アメリカの製造メーカーの82%が、
お客様に直接商品を販売することによって、
お客様との関係が良くなったと回答しています。
製造会社が商品の製造だけに特化している場合、
その商品を使う消費者の声はなかなか入ってきません。
しかし、消費者向けに直接販売を行なうようになると、
自社にとって良い情報も、悪い情報も入りやすくなります。
この情報を、今後の商品の改善に生かしたり、
新商品の開発に役立てたりと、
新たなビジネス展開を加速する良い情報源になります。
製造会社が商品の直接販売を行なうと、
既存の小売店等からの反発により、
仕事がしにくくなる。
アメリカの会社でも、
最初はこのように思っていたようですが、
製造メーカーのネット販売によって、
ブランド認知が高まり、
49%の小売店が、
商品を売りやすくなったと回答しています。
小売店の反発が心配だと考えて、
最初から新しいことに
チャレンジすることを止めてしまうよりは、
消費者向けの直接販売によって、
自社にとっても、
小売店にとっても
メリットを作り出すには、
どうすれば良いかを検討する方が、
よっぽど前向きだし、
会社の競争力を高めやすくなります。
新たなことにチャレンジしない会社は、
どんどん競合他社に負けていきます。
インターネットビジネスの普及によって、
製造会社でも商品の直接販売をしやすい環境が整っています。
これをチャンスだと捉えて、
ネット販売のためのプランニングを進める。
製造会社の将来を考えると、
とても大切なことだと思えます。
私たちもご協力しますので、
前向きにネット販売の仕組みを作っていきたいものですね。