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今月の目次:

1.  9月30日:新検索エンジン ライコスの実力測定


9月30日:新検索エンジン ライコスの実力測定

掲示板「カフェ・ラ・サーチ」で久山さんに紹介していただいた、検索エンジンの「Lycos(ライコス)」が、いよいよ日本でもサービスを本格的に開始しました。やっと不具合もなくなってきたようなので、今回ご紹介するとともに、他の同じロボット系のサーチエンジンとも比較し、その実力を簡単に測定してみましょう。

日記コーナーでのご紹介なので、先月同様気楽に読んでください。(^_^)


今回は、「サーチエンジン」「検索エンジン」「ホームページ検索」という3語を各サーチエンジンで検索し、どのくらいのサイトが検索結果として表示されるかを調べることとする。

■ロボット系検索エンジンの結果比較(検索結果の多い順)

サーチエンジン検索エンジンホームページ検索
Lycos36,50224,5363,217
InfoNavigator30,03123,1435,483
Infoseek Japan23,58116,8764,124
AltaVista22,86714,2462,298
Goo19,12415,8172,635
Exite Japan8,9678,0261,716

Lycosの場合
 
http://www.lycos.co.jp/

ライコスの場合、初期設定の「全ての語を含む」を選択し検索を行った。その結果、たとえスペースで単語を区切らなくとも「and検索」を行っているようである。つまり意味をなす単語を自動的に読み取り「サーチ and エンジン」「検索 and エンジン」「ホーム and ページ and 検索」と、同様の検索を実行している。

このため、他の検索エンジンと同様に一語として「ホームページ検索」を検索する場合には、「全ての語を含む」ではなく「フレーズ」を選択してから、サーチを行う必要がある。

トータルの検索サイト数からみると、他のサーチエンジンに比べても遜色ない登録数ではないだろうか。たった3語のみを一度調査しただけなので、確定はできないが大体の傾向としては、頻繁に使用するに値する検索エンジンになっていると思う。

さらに良い点としては、「画像」「サウンド」検索が簡単にできる機能もあるので、その種の検索時には大いに活用したい。

ただ、良くない点としては、この「ホームページ検索術」のような、海外の「com」ドメイン名を使用しているサイトの情報収集を行っていないということである。そして、ホームページ制作者が登録申請をするページも用意していないため、この検索エンジンだけでは十分な検索を行うことはできない。

InfoNavigatorの場合
 http://infonavi.infoweb.or.jp/

検索結果に表示されるサイト数は、ライコスに続き多いのであるが、その一覧をみると重複しているサイトもあり、かなりノイズが多いように感じられる。その上、各サイトのURL(サイトロケーション)の表示がないため、サイトタイトルにカーソルを持っていき、そのURLを見なければいけないなど、検索結果の表示の仕方に不満が残る。

今回はあくまでロボット系の検索エンジンの比較なので詳細には書かないが、この「InfoNavigator」は、個別登録をしたサイトのために別のデータベースを使用している。その検索結果の方が、ノイズがないように感じられる。

Infoseek Japanの場合
 http://japan.infoseek.com/

このインフォシークもライコスと同じように、ただキーワードを書くだけでは、同一条件での検索ができない。インフォシークの場合は、「サーチエンジン」と書くと「サーチ or エンジン」として検索してしまう。この初期設定である「or検索」を回避するには、キーワードに「+」をつける必要がある。たとえば、「+サーチエンジン」とすることで、「サーチエンジン」を一語として認識し、その単語を必ず含むサイトを検索する。

【追記:10月16日】
「Infoseek Japan」が10月1日にリニューアルを行いました。その結果、現在は「or検索」が初期設定ではありません。「+」をキーワードの前に付けなくとも、一語としてそのまま検索するようになりました。

AltaVistaの場合
 http://altavista.dec-j.co.jp/

このサーチエンジンは、あくまでもアメリカの検索エンジンをもとに日本語サイトの検索を行えるようにしただけなので、画面に表示されるこの検索エンジンの各種機能へのリンクがすべて英語表示になっている。そのことが多少気にはなるが、サイトの登録数、サイトの紹介コメント情報等は、かなり充実している。

Gooの場合
 http://www.goo.ne.jp/

意外だったのは、この「Goo」である。もっと登録数では他を圧倒するのではないかと予想していたが、最近は他のサーチエンジンの方が登録数でいうと、勝っているようである。このサービスは以前から、ライコスの項でも指摘した「com」ドメインのサイトの登録をほとんど行なっていない。この「ホームページ検索術」もつい最近までは登録されていたが、いまでは消去されている。

【追記:10月16日】
「1st SearchTech サーチエンジン検索ノウハウ」というタイトルのサイトとして、登録を再申請しました。現在は復活しています。

Exite Japanの場合
 http://www.excite.co.jp/

この検索エンジンは、検索窓にポップアップ式の検索オプションがついていないため、初心者には本当に使いづらい作りになっている。今回のように他のサーチエンジンと同一条件で検索するためには、「引用符(“)」でキーワードを囲い、検索をしなければならない。さもなければ、この検索サービスは、コンセプトサーチを行ってしまう。つまり、入力したキーワードの意味に近い単語までも検索範囲にしてしまうので、欲しい情報がなかなか得られなくなってしまう。

■まとめ■

今回は新しい検索エンジンのライコスの紹介のために、他の同様のロボット系検索エンジンともできるだけ同一条件で比較して、その実力をみてみた。その結果、登録数、検索スピード、検索精度ともかなり充実していると感じられた。ただ、他の検索エンジンとは少し違う初期設定の検索選択肢の定義などに、最初は戸惑うのではなかろうか。いちどそのヘルプページで、一通り検索機能について確認して、慣れ親しんでおくと、あなたにとって役立つ検索エンジンになると思う。



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