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インターネットビジネスの売上向上:
みんなが知らない数値化講座(1)
各種のネットビジネス関連の情報発信を行なう「ドラゴンフィールド社」が発行するメールマガジン「週刊e-Rport」に、連載記事を書くことになりました。月に一度、その内容をAIMのサイトでも公開いたします。
■ 第一回: 体系化〜数値化〜実践ノウハウへの流れ
インターネットビジネス・ダッシュボード(IBD)とは...
●あなたの会社のネットビジネス、何か不足していませんか?
「ネットビジネスの売上が不十分。」
「もっともっと、オンラインショップの売上を伸ばしたい。」
このような会社のネットビジネスには、何が不足しているのでしょうか。それは、「体系化」と「実践ノウハウ」のコンビネーションだと考えています。
ネットビジネスの成功法則がまだまだ確立していない現在、自社ならではのネットビジネスの進め方をどのように体系化していくかが、一つのポイントとなっています。体系化ができる会社とできない会社で、ネットビジネスの成否が大きく分かれてしまうのです。
●売上増への最短コース「体系化」
多くの会社では、トライアル&エラーを繰り返しながら、「こうすれば徐々に売上が上がる」という方法を見つけていることと思います。ただそれも、個別担当者の経験の範疇に埋もれてしまいがちで、担当者が変わると、どうも上手くいかないということを繰り返してしまうのです。このような問題が起こるのは、ネットビジネスの体系化を意識的に行なっていないことに一つの原因があります。
筆者は、米国大学院のMBAコースに留学をした経験がありますが、MBAコースで有益なことは、ビジネスの体系化を理論的・実践的に学ぶことができる点です。体系化の訓練は、最近話題の「ビジネス思考を鍛える」ことにも繋がります。形作りを行い、そこに発見を見出しながら思考を深め、新たなビジネス展開に応用できるようになるのです。
このことは、ネットビジネスにも当てはまります。ネットビジネスの進め方を意識的に体系化することで、売上増という結果が導きやすくなるのです。上手な体系化、それはある意味、数値化を行なうということでもあります。
我々ネットビジネス関係者にとって、最大の目的は、体系そのものの構築ではなく、体系化によって成功確率を高め、売上増への最短コースを見出すことにあります。成功確率を高めるためには、さまざまなビジネス要素を数字の形で客観的に把握し、自社なりの成功方程式を作り上げていくことが必要となるのです。
●上手な体系化のコツ「数値化」〜数値の変化に気づく
ネットビジネスの数値化というと、多くの皆さんがまず最初にイメージするのは、アクセスログではないでしょうか。インターネットで公開されている無料のアクセスログ解析CGIでも、「総アクセス数」・「検索エンジンやリンクされているサイトからのアクセス数」・「訪問時間帯」・「ブラウザのバージョン」などが分かります。しかし、数値化の基本であるアクセスログでさえも、そのトラッキングを日々の業務の中に組み入れている企業は、まだまだ少ないようです。
基本のアクセスログ以外にも、ネットビジネスを体系化する中で数値化できる要素は数多く存在します。体系化と数値化の流れをうまく掴むことができれば、ビジネス改善に向けた知恵を絞ることが効率的にできるようになるのです。
ここで重要になるのが、実践ノウハウに繋がる気づきです。いくら体系化ができたとしても、そこに現れた数値の変化に気づくという行為が伴わなければ何にもなりません。この気づきがあってはじめて、「こうしたらどうだろう」と知恵を絞ることができるようになり、こうした知恵が、実践ノウハウとして蓄積され、あなたの会社の財産となっていくのです。
●ネットビジネスのプロセスが見える〜「実践ノウハウ」
今まで、ネットビジネスの売上高や受注件数ばかりに気をとられていた会社では、打つべき手がなかなら定まらず、広告費用にお金をかけても、その時々の結果に一喜一憂するばかりで、なかなか継続的な売上増に繋がっていなかったのではないでしょうか。これは、売上高や受注件数という結果だけに目が行ってしまい、プロセスが十分に見えていなかったことが原因です。
このプロセスを見えるようにするための方法が体系化です。きちんとした体系化ができれば、押さえておくべきポイントと、それぞれのポイントにおける自社の動向が、数値の形で把握・分析できるようになります。さらに次の段階では、数値をいろいろに変化させながら、継続的な売上増の達成に向けた知恵を絞ることができるようになるのです。
話をわかりやすくするために、この仕組みにネーミングをしてみましょう。筆者はこれを、「インターネットビジネス・ダッシュボード(IBD)」と名づけました。車のダッシュボードのようなイメージで、皆さんの会社の「走り」を、各種の数値の変化によってさまざまな角度からチェックし、環境に合わせた最適なドライビングや、新たな方向性を見出すことに役立てようというわけです。
●成功する実践のためのツボを
皆さんの会社では、どの程度IBDを活用しているでしょうか。アクセスログを日々チェックしていますか。その他にも、何か数値化をしていますか。皆さんがネットビジネスの打合せを行なうときのちょっとした話題作りに、ぜひこのコラムを配布して、IBDについて一度話し合ってみてください。
数値化を基本とするIBDの考え方は、サイト運営の担当者ばかりではなく、経営者やネットビジネス部門の担当役員にとっても必要なことです。経営者は、ROA(総資産利益率)・ROE(株主資本利益率)・ROI(投下資本利益率)など、さまざまな指標を参考に経営の舵取りをしていることでしょう。ネットビジネスにおいても、事業の安定と発展のために、同じような指標が必要となっているのです。
この連載コラムでは、しばらく、IBDや数値化をテーマに、成功する実践のためのツボを、いくつかのトピックに分けて皆さんに解説していきたいと思っています。
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■筆者紹介
AIMコンサルタンシー http://www.aimnow.com/
代表:舘谷浩司(米国ジョージワシントン大学MBA)
MBA的な発想法を取り入れて、ネットビジネスの売上倍増を実現させる
コンサルティングファームの代表。著書に『図解インターネットビジネスが
よくわかる』(中経出版)があり、執筆・講演・メルマガ発行を積極的に
行なっている。
オンラインショップ向けに『ネットビジネスの成功を保証するMBA的発想
法』という無料レポートも提供中。お申し込みは下記のサイトにて。
→ http://www.aimnow.com/GEST/GEST9706.HTM
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