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ホームページのプロモーションのむずかしさ
   −2007年に重視するネット販促とは−


インターネット経由で情報を伝える。

このことにむずかしさを感じるネットビジネス関係者が増えているのではないでしょうか。

インターネットをビジネスに活用し始めた90年代には、ホームページとメール機能を利用して、見込み客に情報を伝えることが主流でした。しかし今では、新たな形式の媒体が増え、ネットの利用状況が随分と変化しました。この変化にともない、インターネットで情報を伝えるプロモーションがむずかしくなってきたのです。

今回のコラムでは、90年代と2006年のネットの利用状況を比較・整理しながら、2007年にむけたネット版のプロモーションについて考えてみましょう。



−90年代のネット利用とは

この当時、インターネットで情報収集を行なう場合、どのようにホームページを見つけることが多かったでしょうか。多くのネットユーザーは、ヤフーをはじめとするカテゴリー分類された検索エンジンで、自分が探している情報を掲載しているサイトを見つけていました。関心があるカテゴリーを徐々に下りながらサイトを見つけたり、登録サイトを対象とした検索を行なったりして、ウェブサイトを見つけていたのです。一度興味があるサイトを見つけることができると、そのサイトに掲載されているリンクをたどりながら閲覧するサイトを増やしていったものです。

検索エンジンを利用しない場合には、メールマガジンがウェブサイトを訪れる重要な役割を果たしていました。オンラインショップが発行するメールマガジンで、新たに掲載された商品のページにアクセスしたり、ジャンル別のサイトを紹介するメールマガジンに登録して、新規サイトの情報を収集したりと、ウェブサイトを訪れるための貴重なツールになっていたのがメールマガジンです。

このように、この当時のネット利用は、大変にシンプルなものでした。



−2006年のネット利用とは

2006年におけるネット経由の情報収集は、随分と変化しました。通常のホームページで情報を得たり、メールマガジン経由でウェブサイトを訪れたりというばかりではなく、新たな媒体を通じて情報収集するネットユーザーが増えてきたのです。

この変化で、キーワードとなってきたのは、「ブログ」「SNS(Social Network Service)」「携帯電話」です。

ブログは、検索エンジン・フレンドリーな構成になっているため、あまり意識しなくともある程度の検索エンジン最適化(SEO)が可能です。そのため、検索エンジン経由でブログを訪れるネットユーザーが増えています。一旦気に入ったブログを見つけると、そのブログの更新情報を得るために活躍するのがRSSリーダーです。ブログは、RSS(Rich Site Summary)形式で更新情報を提供するため、RSSリーダーを使うことで効率的に情報収集が可能となるのです。メールマガジンとは異なる方法で、サイトを訪れるきっかけになるRSSリーダー。この便利なツールが、ネット利用に大きな変化をもたらしました。

ネットユーザーが訪れる機会が増えたのは、ブログだけではありません。登録制のネットワークサービスであるSNSが登場し、2006年にはmixiの利用者数が500万人を超えたことで話題になりました。ネットの滞在時間の多くを、SNSで過ごすネットユーザーが増えたことも、2006年に起きた大きな変化です。

90年代のネット利用では、パソコンによる利用が大半でしたが、今では携帯電話によるアクセスも増えました。2006年には、携帯電話各社と検索エンジンの提携が進み、携帯電話からのインターネット利用は今後ますます増えることでしょう。



−90年代のプロモーション

検索エンジンやリンク経由でウェブサイトを見つけたり、メールマガジン経由でサイトを再訪したりという利用実態を踏まえた、ネット版のプロモーションでは、以下のような方法が主流でした。


  • Yahoo! をはじめとするディレクトリ型の検索エンジンに登録する
  • 業界団体のウェブサイトや相互リンク先からのリンクを増やす
  • ウェブサイトに掲載するバナー広告を出稿する
  • 掲示板やメーリングリストへ投稿する
  • 「まぐまぐ」等のメールマガジンを無料で配信するサービスを利用する
  • 懸賞サイトを利用した無料プレゼントでメールマガジン読者を増やす


−2006年のプロモーション

90年代のプロモーションに加えて、2006年のネットの利用実態に即したプロモーションを増やさなければならなくなっています。しかし多くの企業では、2005年までのプロモーションと2006年のプロモーションに大差ありません。

これまでに注目されたプロモーションは以下の通り。

検索エンジン最適化(SEO): ネットユーザーが、Googleのようなロボット型の検索エンジンを利用する機会が増えたことで、企業はSEOを重視しなければならなくなりました。SEOを強化する企業が増え、検索エンジンの上位に掲載される競争がますます厳しくなっています。


検索連動型広告(リスティング広告、PPC広告): クリック課金に魅力を感じる企業が増え、検索連動型広告の入札金額は上昇傾向にあります。


アフィリエート・プログラム: 広告コストを抑えたいという企業ニーズが高まり、成功報酬型の代表格であるアフィリエート・プログラムを利用する企業が増えました。



−この時期に考えるべき検討事項

注目されたこれらのプロモーションだけに頼ることができなくなるのが、2007年のプロモーションです。ここでポイントとなるのは、ネットユーザーが、「何に時間を使っているか」。テレビを観たり、本を読んだりする時間を減らして、ネットを利用する。このことで、ネットを利用する時間がある程度は増えますが、ネットの利用時間が今後倍増するというネットユーザーは決して多くないでしょう。そうであるならば、自社が対象とするネットユーザーが、何に時間を使っているかを検討し、その時間配分を考慮したプロモーションが欠かせないのです。

パソコンの利用時間が多いのか。携帯電話の利用時間が多いのか。

メールソフトを利用する時間が多いのか。RSSリーダーを利用する時間が多いのか。

通常のウェブサイトを閲覧する時間が多いのか。ブログを閲覧する時間が多いのか。SNSを利用する時間が多いのか。

通常のウェブ検索を利用する時間が多いのか。ブログ検索を利用する時間が多いのか。動画検索を利用する時間が多いのか。


このような質問に対する答えを検討することで、2007年に行なうべきネット版のプロモーションが見えてくるはずです。



−2007年のネット版のプロモーション

2005年までに行なっていたプロモーションを、2006年に同じように実施しても効果が伸び悩んでいるケースでは、2007年には以下のプロモーションを視野に入れるべきです。


RSSプロモーション: ブログを中心としたRSSを発行するサイトを、RSSリーダーで閲覧するネットユーザーにリーチするためには、自社サイトもRSSに対応することが必要です。さらに、RSSフィードに広告を掲載するRSS広告も検討し、取りこぼしの少ないプロモーションを心がけなければなりません。Internet Explore 7に、RSSリーダー機能が搭載されたため、今後RSSの利用者がますます増えることになるでしょう。


SNSプロモーション: SNSでの滞在時間が増えているネットユーザーが多くなってきたのであれば、SNSに広告を出稿し、効果の有無を検証する必要があります。SNSでの広告は、広告リンク経由の直接的な購入・申込という効果ばかりではなく、口コミを促進する間接的な効果も期待できます。今後の商品開発に生かす貴重な情報源としても、SNSから目が離せません。


携帯電話プロモーション: 携帯電話会社が検索エンジンと提携したことで、携帯電話経由のサイト閲覧が増えると予想されます。携帯電話向けのサイト構築と検索エンジン最適化(SEO)を重視しなければならない企業が、2007年に増加することは間違いないでしょう。




●「ホームページのプロモーションのむずかしさ」のむすび

ネットユーザーのネット利用の変化についていかなければ、プロモーションの効果が下がるのは当然です。検索エンジン最適化、検索連動型広告、アフィリエート・プログラムの利用に、せっかく慣れてきたのに、「また別のプロモーションですか」と嘆く声が聞こえてきそうですが、自分たちが変化することに億劫になっていては、企業の業績を伸ばすことはできません。

大変だと思いますが、皆さんで頑張りましょう!



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 ■筆者紹介
   AIMコンサルタンシー http://www.aimnow.com/
    代表:舘谷浩司(米国ジョージワシントン大学MBA)

   MBA的な発想法を取り入れて、ネットビジネスの売上倍増を実現させる
  コンサルティングファームの代表。著書に『図解インターネットビジネスが
  よくわかる』(中経出版)、『ネットビジネス経営講座「売れない理由」の
  見つけ方』(翔泳社)があり、執筆・講演・メルマガ発行を積極的に行なって
  いる。

   オンラインショップ向けに『ネットビジネスの成功を保証するMBA的発想
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